YouTubeに代表されるインターネットTVは、主に広告によって成り立ってると言われています。そして注目すべきは、その主な広告主は、「同様のインターネット系企業というわけではなく、いわゆる放送局のようだ」ということだと、Screen Digestが記事にしています。
▼Broadcasters Dominate Online TV Ads – eMarketer
http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1007212
これによると、米国のオンラインTVの収益の実に4分の3が、ケーブル局やHuluだそうです。Hukuは、NBCとFOXが共同で立ち上げたオンラインサイトですし、事実上リアルな放送局からの広告収入で食べて行っているという状況です。
視聴者離れを起こしつつあるといわれている放送業界が、見込み客の流出先として手っ取り早く浮かぶ、ネットTVに広告費を使っているかなという印象もあれば、リアルの放送業界の企業が、自社コンテンツという資産を元にして立てたサイト(Huluとか、日本だとBeeTV?)の宣伝に使っているのかなとも感じます。
裏っかえすと、純粋なオンラインTVはほとんど儲かっていないのかもしれません。
TVとネットっていう壁があるにも拘らずリアルの放送業界が出稿し続けているって言うのは、向き不向きはあるにせよ、それなりに効果がないと続けないでしょう、と。
…
やっぱり番組作成能力ですとか過去のストックという強みは、いかんともしがたいものです。
何だかんだ言って、ある程度の質があるということで安心して見られる放送局の番組に、みんなひきつけられるんじゃないかと。
CGMは面白いければども、いわゆるマジョリティがそれを素直に楽しめるようになるにはも間がかかるんじゃないかなぁと思います。
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