ソフトの使い方解説ムービーを作ったりするのに大変便利だと評判だったWinkが、今月の12日にメジャーバージョンアップされていました。
これが、かなりの機能強化でびっくり。
■DebugMode Wink DebugMode Wink [Homepage]
Wink1.xについて
以前の1.xは、
- 一つのフレームに一つのテキストボックスしか入れられない。
(かろうじて「コピーして併合」して、2つのボックスを表示することができる) - 画像の挿入はできるけど、全く変形などできず融通が利かなくて実質使えない
- テキストボックスとカーソルと戻る進むボタンくらいしか用意されていない
- 2バイト文字がちゃんと扱えない。
- テキストボックス内の書式が、文字サイズとフォントしか変更できず、しかも一括でしかいじれない。
- アンドゥができない
などの、使いづらい部分がありました。
でも、それをさっぴいても、操作画面を簡単にキャプチャ出来て、テンポ良く注釈やらストップアンドゴーをつけられて、非常にいいソフトでした。
Flashでイチから作るのに比べれば、下手したら10分の1くらいの時間でチュートリアルムービーが作れるんじゃないだろーか、と。
それに、Flashは使い方を覚えないとだめですけど、Winkは、ちょっと使ってみれば、恐らくWebデザイナー的な知識が無くても使えます。
Wink2.0にバージョンアップ
そんなすばらしいフリーウェアですが、この度2.0にメジャーバージョンアップ。
主な変更点は、リリースノートによるとこんな感じです。
本家のリリースノートはこちらから。
■DebugMode Forums :: View topic – Wink 2.0 (windows) released.
- アンドゥとリドゥができるようにした。
- いくつでもテキストボックスを配置できるようにした。
- いくつでもテキストボックスを配置できるようにした。
- ムービー中から他のサイトにリンクを貼れるようにした。
- 画像をちゃんと扱えるようになった。
- テキストボックスとは別に、矢印などのシェイプを使えるようにした。
- 音声を扱えるようになった(キャプチャ中でも、アフレコでも)
- プロパティパネルを使いやすくした。
- ボタンが全く無い状態で、swfを出力した際に、そのswfがチカチカ点滅するバグを直した。
- 編集時には見えるが、出力はされないという設定を、フレームにできるようにした。
- 他のFlash編集ソフトで扱えるように、swfを、Winkで独自の圧縮をかけない設定で出力できるようにした。
- たくさんのバグつぶし
いやはや、使ってみてびっくりです。
特に、アンドゥとリドゥが出来るようになったことと(それまでは失敗したらフレームを消さないといけなかったり)、いくつでもテキストボックスを配置できるようになったのが、素晴らしく便利。
また、画像を読み込んで普通にリサイズして配置できるのも、当たり前といえば当たり前の機能なんですが、是非できるようになってほしかったので、ありがたいです。
また、リンクを貼れるようになったことで、小さなチュートリアルムービーを組み合わせて、Webアプリケーションのデモを作るなんていうことも、できそうです。
出力形式
Macromedia Flash :
いわゆるHTML+swfです。
Standalone EXE :
EXE形式です。見た目はFlashで出すのと同じです。結構便利かも。
PDF :
各フレームを1ページとして、複数ページのPDFを作ってくれます。
PostScript :
とりあえずPSファイルが出ましたのでIllustratorで開いてみたら、最初の1フレームの画像が出てきました。謎。
HTML or any of the above image formats. :
HTMLと好みの画像形式で、縦にずらっと1フレームごとの画像を並べてくれます。
音声の読込
mp3とwaveを読み込めます。
ただ、フレーム単位でしか配置できません。
つまり、1分の音声を読み込ませると、それが終わるまで次のフレームに進まない模様です。
ユーザーフォーラムでも回答がありました。
http://www.debugmode.com/userforums/viewtopic.php?t=2797
なので、喋りながら、後ろで画面を動かすには同時録音しかないみたいです。
この辺は、次期バージョンに期待!という感じでしょうか。
なにはともあれ、 仕事にも私事にも非常に使えそうで、わくわくしてます。
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