コンテンツ作成の一環として、あるいは本当に新期でブログをはじめる。
そんな時、考えなくてはならないことは、たくさんありますよね。
言われるまでもなく、「これでいいのだろうか」といった悩みがドンドンと出てくるのではないかと思います。
ブログを闇雲に始めるよりは、そうやってたくさん考えて頂いた方が絶対にいいです。ドメイン名を始め、取り返しの付かないことがたくさんあるからです。
とは言え、押さえておくべきポイントを知っておくことは大切。そこで今回は「ブログを始める際に避けるべき50の過ち」についてです。
- 項目は「50 Top Blogging Mistakes You Should Avoid – Massive List」の記事から抜き出しました。
- コメントは当サイトがつけたものです。
知っているのと知っていないのとでは、大きく変わりますね。
ブログを始める時に避けるべき50の誤りピックアップ
※あくまで「マーケティング」「ビジネス」目的のブログという前提です。趣味のブログなどには当てはまらない項目もあります。
※50全てを紹介してはいません、「Flashを多用しない」「ウィジェットを使い過ぎない」などの、敢えて書くまでも無さそうなものは省いております。全文は元記事をご覧ください。
1.サイト全体について
まず、サイトとして、最低限押さえておかないと行けないだろうというポイントを抜粋します。
- 無料サービスを使う
- 適当なドメイン名でサイトを立ち上げる
- 投稿間隔が決まっていない、気ままに投稿する
- 見づらい、使いづらいデザイン(インターフェイス)
- 広告が多すぎる
ビジネスが絡んでくるとすれば、無料サービスは危険です。
なぜなら、何より大事なマーケティング・チャネルを、他の企業によって用意にコントロールされてしまう状況に置くことは、リスクでしか無いからです。
いかに「自分でどうしようもない領域を減らすか」はビジネスのリスク管理においてはとても大事。無料だから機能が少ない、できることが少ないという以前に、このリスクの部分を考えると、無料サービスはやはりビジネスで使うのは怖いです。
ドメイン名は、検索結果やソーシャルブックマーク、SNSなどで結構露出します。端的に分かりやすく、でもスパムっぽくない(完全一致ドメインなどはNG)ものがいいかと思います(これは私が言っても説得力はないのですが…)
デザインは、PC版もそうですが、今は「モバイルファースト」ということで、スマートフォン対応が大事ですね。うちもどうにかしたいです。
どのくらいのプライオリティかは、アクセス解析のモバイルの割合を見るのが速いかと思います。3割もいたら真剣に考えたほうがいいかと思います。
2.内容について
- 記事の文字数が少ない(内容が薄い)
- ライティングのスキルが不足している(シンプルに、平易に、分かりやすくという意味での)
- 見出しが分かりづらい
- 主語が「私」ばかり
- どこかからの複製コンテンツ、コピーコンテンツを載せている
- 外部に対してリンクを貼っていない、外に開かれていないサイトになっている
- 事実関係をチェックしていない
- 内容と関係のないアフィリエイトリンクがある
- 専門用語、仲間内でしか通じない言葉が多い
- 文字ばっかり
ここについては、様々な観点からの指摘です。
大事だなと思うのは、特に「4」番です。ブログにしても、ホームページ上のコンテンツにしても同じですが、それは「書き手のためにあるもの」ではなく「読み手のためにあるもの」であるべきです。
しかし現実には「自分が言いたいことを言っている」コンテンツに、どうしてもなってしまいがちです。
では、どうやってそれをチェックしたらいいのか「相手のためのコンテンツになっている」ことを確認すればいいかというと、この「主語」ではと。
具体的には
- (私は)あなたにGoogleAppsの◯◯の方法を教えてあげます → ×
- (あなたは)この記事を読むと、GoogleAppsの◯◯ができるようになります → ◯
という違いではないかと。主語が「You」になっているのか「I」になっているのかが、大事だと思っています。
この辺りは【保存版】戦略的WEBコンテンツ制作・作成 “虎の巻” の中でも書いた、キャッチコピーの3分類の図ももしかしたら、ご参考になるかもしれません。
そのキャッチコピー本当に「刺さる?」を判断する、ある1つの質問 | 特集:戦略的WEBコンテンツ制作
また、見出しについては様々に言い尽くされているかと思いますが大事です。
コンテンツは、メッセージを伝えるためにあります。そのために
- 見出しを使って、コンテンツに誘導し
- コンテンツの1行目によって、2行目に誘導し、2行目によって3行目…
- コンテンツ全体を把握してもらい、メッセージを受け取ってもらう
というようなステップを踏みます。その最初が見出し。大事ですよね。
「50:50ルール、つまりは本文作成と同じだけの時間をかけて見出しを考えるべき」とも言います。
3. SEOについて
SEOの観点も大事です。SEOとは「メッセージの発信元」と「それを本来必要とするはずの受け手」を、検索エンジンを通じていかに円滑に繋げるか、だと思っています。
個人ですごく美味しい豆腐を作っている人と、豆腐が大好きだけど、市販の豆腐じゃ満足できない人、は出会えたほうが幸せです。そんなイメージです。
ビジネスとしては「機会損失」「幸せにできた人を幸せに出来なかった、ある種の罪」と考えると分かりやすいのかなと思います。
ブログを運営する際は、こういう感覚も持っておくほうが、いいと思っています。
その観点で
- 相手が検索するようなキーワードがコンテンツに入っていない
- 内部リンク構造が適当
- 文章内のテキストリンクばかり(Wikipedia的なもの)
Wikipedia的なリンクというのは、Wikiがダメということではなく、普通のコンテンツで文中リンクがバシバシ入っていたら、読みづらいだろうということです。
それ以外にもたくさん、いわゆる「内部要因」という物はあると思います。それについては割愛しますね。
4.それ以外
それ以外に気になったポイントだけ。
- 記事に日付が入っていない
- プライバシーポリシーがない
- コンタクト情報(連絡先)がない、運営者情報がない
- このブログについて(Aboutページ)がない
- 無闇に休止してはいけない
- オリジナリティの無い記事
- パッションを失う
個人的には、最後の「情熱」が大事というのは、ものすごく大事ではと思っています。
クオリティを引っ張るのも、続ける気力を引っ張るのも、やっぱり情熱だと思うのです。なので、ブログをはじめるなら、情熱が枯渇しない、インプットが枯渇しない領域で始めることをおすすめします。
一番いいのは「新鮮なネタが常に供給され続けて」「その記事を作っていくことが自分でも楽しくて」「ビジネスのニーズとも一致している」そんな領域です。自分を振り返っても、楽しくなければやってないだろうなと思います。
それ以外のポイントは、あれですね、今や「ブログ=人」みたいにもなりますので、きちんと必要な情報は書きましょうということです。ビジネスならなおさらですね。
おわりに
と、元記事の50のうち、3分の2くらいをご紹介しました。納得できるものも納得出来ないものもあるかもしれませんが、相手のことを考えて、相手のために商売をやることが、一番大事なことなのだろうなと思います。
我が身も振り返らないといけませんね。
photo by Redningsselskapet
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