
ホームページ経由で問合せなどの成果を得たい、だけれどもなかなか成果が出ない…ということは、どんなサイトでも一度は経験することです。
どうしたら成果につながるか。これは一言でいえるものではない難しい問題です。
そんな時、まず最初に行うべきことはなにか?どこから始めるのが効果的なのでしょうか?
今回はそんな内容です。
具体的には、細かいテクニック論に入る前にまず大前提としての
- 「改善」の定義をきちんと捉える
- その上で3つの要素をきちんと決め、共有する
ことを行おう、ということです。
目次
大前提:そもそも、改善とは。
そもそも「改善」とはなんでしょうか?この共通認識を持っておくことが、何気に大事です。
では「改善」とはなんでしょうか。それは、以下の図をご覧ください。
この図で「ギャップ」と書いてある部分が「改善すべき」部分です。
つまり、改善というのは、「目標」と「現実」のギャップを埋める作業、です。
色々な考え方は有ると思いますが、今まで考えたことがなかった…という方は、この考え方を持っていただくといいかなと思います。
大前提として「目標」を決め、「現実」を把握することが必要
そして、このギャップを
- 誰が埋めるのか
- いつまでに埋めるのか
- どれくらいのリソース(人的・資金的)をかけていいのか
というところを考えることで、はじめて、「じゃあ具体的に何ができる?何をする?」を考えることができます。
これはつまり、改善を行うためには
- 明確な目標値があり(コンバージョン数か、商談数か、アクセス数か…)
- 現状、どのような状況にあるかの正確な把握
の2つがないといけないということです。
そのために「売上数値」「経営目標」などの情報がWEB担当者も必ず必要であり、そして現状の把握のために「アクセス解析」などを入れてデータを取ることが必要なんです。
解析ツールを入れるのは「現状を正確に把握する」ためです。
この3つを把握し、共有することが第一歩
「改善」「目標」「現状」の3つを決め、チーム内で共有しておくだけで、チームにまとまりが出たり、方向性が自然と一致したり、無駄な施策を行わなくなります。なぜなら、目線と足並みが揃うからです。
決めないと、何をするべきか決められない
例えば「目標」について意外と多いのが例えば
- とにかく1件でもいいからホームページ経由でお問合せを取ろう
- 1人/月でできる範囲で、できるだけアクセス数を上げてね
- 目標はざっくり30〜50くらいかな
といった、「ひとまず」「なんとなく」「根拠なく」決められているパターン。
これは、良くありません。
なぜならWEBにおいて改善できること、新たにできることは、星の数ほどあるからです。
その中から、どれを行ってどれを「行わない」のか。それは、「目標」とそして「現状」がないと適切に決められません。
「適当な数字は適当な結果しか生まない」です。経験値としてそうです。
まずは「目標」「現状」を決め、「改善」を見える化してあげて下さい
自分でやる場合でもチームに任せる場合でも、このような数字をまず決めるところから始めることをオススメします。
そこで初めて、意味のある、現実的な改善案が産まれる素地ができます。
いきなり「とにかくやってみよう」とテクニック論に入る前に、まずはこの辺りを享有して、足並みを揃えてみてはいかがでしょうか。全体のパフォーマンスは大きく変わってくると思います。
photo by cuatrok77
Discussion about this post