こちらの記事を読んでいて、聴いたことの無い言葉があったので気になって調べました。
▼SES London 2010 : PPCかSEO? 究極の検索マーケティング戦争 » SEO Japan
具体的には以下の部分です。
・ブラックハットだが、サーチ・サチュレーションと言うテクニックがある。複数サイトを自作自演で作り、特定のキーワードで検索結果を自社で独占。費用対効果は最強。
。。。ファントマスター氏の発言。責任は持てないけど、と一言。日本語に訳すと「検索の飽和状態」と言う感じでしょうか。マイクロサイトを大量に作る作戦ですよね。やりすぎると、微妙なラインですけど。
「サーチ・サチュレーション」ってなんだろう、恐らく「Search Saturation」ですが、果たしてどんなものなのかなぁと。「oxygen saturation」が血中の酸素飽和度のことなので、自社サイトが検索結果をどれくらい埋め尽くしているか、ということだとは思うのですが、具体的にはどんなものかと。
いくつか検索してみると、以下の記事に当たりました。
▼Gaining Search Market Saturation – Organic and Paid | On-Coming Traffic
この記事によると、「Googleが検索結果として返すページにある10このオーガニック検索結果と11の有料リンクの合計22個をできるだけ独占すること」ということのようです。
とは言え、たくさんのページを作って上位表示させて、さらに複数アカウントでAdwordsに出稿…などを行い、全てのリンク先がほぼ同じページになってしまったら、それはGoogleとしても気分は良くないだろうと思います。
なので、色々と違う切り口でサイトを作り、最終的には同じサービスにたどり着かせるということなのかな、サテライトサイトの1パターンと捉えるのがいいのかなと考えていたら、まさに「サーチ・サテュレーション」のサービスを行っている会社がありました。
▼Search Saturation – When 1 placement isn’t enough!
WebpageFXという、WEB制作からマーケティング、コンサルなど全般を手がけている会社が一つのサービスとして、やっているようです。しかも、この会社の独自のサービスだとか。
サイトにサンプルのキャプチャが載っています。
これを見ると、
- Adwordsは通常の方法で出稿、販売代理店なども使って埋める
- ローカル検索の部分は、会社及びその代理店などで埋める
- オーガニック部分は、メインサイト以外に、関連ブログ・Twitterのアカウント・Youtubeの動画トップ・プレスリリースサイトなどで埋め尽くす
といった力技の模様です。
それを実現するために、初期費用は$25,000、月額費用が$5,000、もう少し安いのもありますがなかなかの費用です。KW広告の費用はまた別だと思うので、月額は倍くらいいくかもしれませんね。
なんとも力技なサービスですが、提供する側としても維持管理が大変そうです。システムのサポートがないと人件費だけで月額もらってる費用が飛びそうです。
また、きちんと見込みがあり、それなりにビッグなキーワードでないと、費用隊効果は悪いのではという印象です。こういうのは目標として定めてインハウスでこつこつやったほうがいいんじゃないかな、と思います。
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