先月、GoogleもBingも「モバイルもPCサイトも同じURLで見られることが好ましい」と公式に発表しました。
しかし、認識を誤ってはいけないのは「1つのURLにしてしまえば特別にモバイルSEOを行う必要は無い」というわけではない、ということ。
別途モバイルはモバイルとしてSEOを行う必要があることに変わりはありません。
これについて、まとまった記事がありましたのでご紹介します。SearchEngineLandの記事です(瀬野さんに多謝)
参照した記事はこちらです。
▼Responsive Design Alone Is Not Mobile SEO
要点を箇条書きにします。
- レスポンシブデザインによってすべてのデバイスが同じURLで見られるようになるが、そのままだとデバイスごとのキーワードの傾向や、ユーザの興味の違いを無視することになってしまう
- ニュースやブログはいいかもしれないが、サービスやプロダクト系のサイトは、端末によって大きく動きが違う
- 例えば、PCユーザの場合「最安値」や「発送オプション」に興味を持つ人が多いが、モバイルだと「一番近い店舗」と「そこに在庫があるか」を探す傾向がある。
- HItWiseのレポートによると、1年前に比べて単キーワードでの検索は19%増えている。これはモバイルが影響していると考えられている。
- モバイルSEOの観点から言うと、デバイスによるユーザの興味関心の違いを受けて、それに沿った形でスニペットなどを出し分けていかなければならないのでは
- そう考えるとGoogleの言う「Dynamic Serving」がベストなのでは。
まとめ
なるほど確かにという内容でした。Googleが正式に奨励したことでなにかSEO的にもそれが一番いいのではないかと考えがちですが、ユーザの事を考えると、別だしするのが正解です。
自転車に乗って来た人と車に乗ってきた人両方に、お疲れ様でしたとスポーツドリンクを無料プレゼントするようなものですね。
サーチエンジンとして何がうれしいかと、マーケットとして何が良いかはまた別の問題。そこをきちんと押さえてモバイルマーケティングも行わなければいけないですね。
Photo by by adactio
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