たびたび取り上げております、ニールセン氏のWeblog”Alertbox”ですが、ブログのユーザビリティについての記事が投稿されていました。
該当記事は「ウェブログのユーザビリティ:間違ったデザイン要素トップ10」
ぱっと読んでみた感じでは、いわゆるブロガーへのメッセージと言うよりは、ある程度オフィシャルな立場からブログで情報発信をしている層に向けてのコラムだと感じました。
企業の活動の一環としてブログ(システムというより、体裁や形として)を立ち上げている人達がターゲットではないかと。
最近は、社長日記的なものが流行ったせいで、ブログを立ち上げる社長さん方が多いですね。そういう方々には一読の価値があると思います。
そんな「忘れられがちなブログのユーザビリティチェック」は以下のようなものです。
- 著者のプロフィールなどが載っていない
- 著者の写真が無い
- なんとも言えないタイトル
- 行く先の分からないリンクテキスト
- 過去に人気のあった記事を埋もれさせないようにしよう
- ナビゲーションがカレンダーのみ
- 更新間隔が不定
- ジャンルが混淆している
- 記事の書き方が軽すぎる(将来の上司に見せると思って書いた方が良い)
- ブログサービスのドメインを使っている(独自ドメインを取ろう)
いくつか補足をしますと、二つ目の「著者の写真が無い」に関しては、ニールセン氏は「写真を載せることで、親しみを感じさせられるし信用度も上がる」「バーチャルの世界だけでなく、現実の繋がりも得られる。
また、ホームページに来る人が直接あなたと話しているような気持ちになれる」
ということを挙げています。
また「過去に人気のあった記事を埋もれさせないようにしよう」というのは、人気が出た出なかったに関わらず、何もしなければ記事は時間とともに埋もれていってしまう。
それではもったいないので、その過去のヒット記事を、どこかからリンクさせておこう
ということです。
確かに、ブログは「人気のあった記事」というような分類をしないので、そういった見地からの記事のリストを自分で作ると、何かと良いことがありそうです。
人気のあった記事≒価値のある記事ですので、そういったリストを提供していれば、来訪者はより少ない時間で効率よくサイトの情報の所にたどり着くことができます。
※ちなみに、逆に「人間は、苦労して手に入れたものに、より大きな価値を与える」なんていうことも聞きますね
ビジネスブログに関わらず、パーソナルなブログについても、取り入れるべきものは多々ありそうですね。
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