今回は具体的な所に入ってきます。
前回の記事をご覧頂いていない場合は、まずこちらをご覧ください。「シンプルな、ランディングページ最適化16のステップ」
前回の記事で16のステップの見出しを出しました。
改めて見るとこちらです。
- 訪問者(Visitor)はどんな人なのか、意識できているか?
- 申し込むと、どんないいことがあるのか、分かりやすく明らかに伝えられているか?
- 筋が通っていて、しかも説得力のある内容になっているか?
- 一貫性のあるメッセージを発信し続けられているか?
- CallToAction(反応装置)は分かりやすいか?
- 文字と画像のバランスは適当か?
- 使いやすい、頭にスッと入ってくるレイアウトになっているか?
- 感情を刺激するようなトリガーを仕込んでいるか?
- 注意をそらすようなものは極力排除しているか?
- 与える情報が多すぎやしないか?
- 信頼を獲得しようとしているか?
- 相手のプライバシーを尊重しているか?
- 他の人からの推薦の声や称賛の声などを載せているか?
- シンプルに…シンプルに…
- 全ての構成要素について(よりよいものを求めて)テストしているか?
- 読み込み時間は極力短くしているか?
今回はこの上から順番に進めていきます。
訪問者(Visitor)はどんな人なのか意識できているか?
まずはターゲットの意識からです。ランディングページにかかわらず、ターゲットのイメージを持っておくことは非常に大事です。なぜなら、相手を明確に意識して考えることで、そのターゲットに対して「共感してもらいやすい」内容になるからです。
また、ターゲットを意識し続けることで「一貫性が崩れる」ことも避けられます。
よくあるコンテンツの失敗例として「最初と最後で言っていることが違う」というものがあります。
違うというのは三枚舌的な「嘘をつている」という意味ではなく、書いているうちにもともと伝えたかった内容を忘れてしまっているというケースです。
「人間は脱線する生き物である」
文章ではなくトークでもそうですが、人間は放っておくと大なり小なり脱線していくものです。
それは、経験がある人はなおさらです。話しているうちに「あ、こういうことも一緒に話しておいたほうがいいよな」ということを行ってしまうからです。それを2回繰り返すと、大概もう、あらぬところに行ってしまっています。
文章も同じ、文字ベースのコンテンツも同様です。ただ目の前の行に夢中になって書いていると、つい
- 自分の書きたいこと
- 自分が書けること、得意なこと
- 思いついた、楽しそうなこと
の方に筆が進んでしまいます。「ちなみに」「余談ですが」などの言葉が危険ワードです。ランディングページに「ちなむものも余談も必要ないですよね」
そうならないように、一貫性のある内容にする必要があります。
これは他の項目とかぶってくるのですが(4番など)とても大事です。一貫性のないメッセージは、
- そもそもなにを言いたいのかよく分からない
- 思ったように相手が動いてくれない
という結果になりがちです。
相手を強く意識することで、ブレがかなり減る
あなたが、こういう人をお客さんにしたいなと思う人を想像して、目の前に座らせてみて下さい。
それか、最近出会った見込み客さんやお客さんを想像してみて下さい。
できるだけ「リアルな反応」を想像できる方がいいです。
そして、その人にどうなってもらいたいか。それを意識しながら、相手に対して語りかけてみて下さい。
そうすると、自然と、「順番」や「言葉の選びかた」や「テンション」が相手にあったものになっていきます。
そして、どうなってもらいたいか、を常に考えてしゃべると、相手にとって欲しいアクションもブレなくなります。
ランディングページの最初の方では「今すぐお問合せを」だったのが、最後の方では「弊社はこういう技術があってすごいんです」で終わってしまうような事を避ける事ができます。
…
結構あるんです、気がつくと自慢で終わっているパターンが…。例えば
- こんな新商品を出しました、みなさんの◯◯がとても便利になるすぐれものです
- なぜなら××で△△だからです、
- これができたのは、弊社が◯◯な◯◯に強いからです
- 弊社はそもそもこういう成り立ちで、この辺りに強いんです、(すごいだろう)
- 機械はこんなの使ってます、従業員はこうです、症状ももらいました(すごいだろう)
- お問合せ下さい
のようなパターンです。
こういったものを読むと、読み手は「結局これは何だったんだろう?」と感じて、離脱してしまいます。
2番め3番目にも繋がる内容
また、2番めの「申し込むと、どんないいことがあるのか、分かりやすく明らかに伝えられているか?」もこれとつながっています。
なぜなら、「いいこと」はターゲットによりけりであり、それをどのように伝えると分かりやすいかも、ターゲットによりけりだからです。また、ブレがなければ自然と一貫性は出てきます。この3つはある意味表裏一体かもしれません。
相手を意識して初めて、その相手(ターゲット)に対してベネフィットを伝えることが出来るようになります。
ランディングページだけではなくWEBマーケティング全般、まずはターゲットを想定しないと、なにも始まりませんよね。
それでは今回は、以上です。次回は続いて4つめ以降の項目について書いて行きたいと思います(^_^」
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