モバイル端末が急速に普及している、普及していくと思われる国の一つ「インド」における、スマートフォンの利用動態が、Nielsenから発表されました。
全世界的に見て、これから増えてくるユーザの特性が果たして今現在のユーザ層とどれくらい異なるか。
それは、グローバル視点でのビジネスをしている方はもちろん、今後のスマートフォンの発展の方向を考える上でも重要です。
では「インド」については、どうでしょうか。
その点について、インドにおけるスマートフォンユーザの男女差についての記事をご紹介します。
結論から言えばそれほど日本や欧米とは違わないようです。
前提:インドは今後スマートフォン市場が大きく伸びる目算
モバイルユーザの分析を行なっているFlurryの調査によると、スマートフォンが今後どんどん売れていく国は、アメリカ、中国、日本の次がインドだそうです(現状についてはこちらの記事が詳しいです)
▼Kaboom! iOS and Android International Installed Base Expansion
そのインドにおいて、仮に大きく利用動態が異なれば、今後の世界的なスマートフォンの発展やビジネスに大きく影響してくることは確実です。
では、早速ご紹介していきたいと思います。
元記事は「Smartphones in India: Web Browsing is for Men, Texts are For Women | Nielsen Wire 」
インドの男女差について見てみると、やはりインドも日本やアメリカ、ヨーロッパなどと似たような状態のようです。
現状、高所得者層を中心として広まっているので、これが中産階級そして低所得者層にまで広がっていけば、違ってくる可能性はあります。
ですが、少なくとも現時点ではまだ、それほど気にしなくてもいいかもしれません。
インドにおけるスマートフォンの利用動態、男女差
以下のインフォグラフィックにまとまっています。
ここから分かるのは以下のことです。
- スマートフォンユーザは、スマートフォンを「1ヶ月に平均81時間(1日3時間弱)」使っている(ちなみに日本は圧倒的に多く、1日7時間程度)
- 女性は毎月男性より合計3時間以上多く電話している
- 女性はインスタントメッセージ(携帯メール)に男性の4倍時間を使っている
- 電話とメッセージを合わせると、女性は月に20時間使っている。男性は15時間程度
ブラウジングまわりについては
- 男性は女性に比べて50%以上、ブラウジングに時間を使う
- 見ているサイトは、男性は月に平均20種類のサイトを見るが、女性は14種類
- 男性は、アプリを女性より使う。男性は平均16個インストールしているが、女性は平均11個。
- しかし、コミニュケーション系を中心としたアプリは女性が多い(チャットアプリなど)
終わりに
やはりインドでも、コミニュケーション系は女性が強く、情報収集系は男性が強いようです。
メールとチャットの利用率も女性のほうが高く、これは国を越えてある程度一定の傾向といっていいようにも感じます。
ターゲットの性別によって、効率の良いチャンネルは違いますね。そのあたりもぜひ考慮して戦略を練ってみてはいかがでしょうか。
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