Google Analyticsが新しく搭載した「Fast-Access Mode」が、各所で問題になっています。
具体的には
- 4月のデータについて、アドバンストセグメントを使うと数字が「ゼロ」になる
- 全般的にデータの数字がおかしい
- Fast-Access Modeは、データを間引いているので、細かい数字、CRなどが大きく変わってしまう
- そして、根本的には「Fast-Access Mode」のオンオフがユーザにはできない
といった内容です。
公式からは現時点では特に発表はありません。
海外の反応
昨日くらいから、本格的に海外でも反応記事が上がってきています。
I Officialy Hate Google Analytics Fast-Access Mode – SEO Chemist
- 不幸なことに、Fast-Access Modeでは、単純にデータが不正確になるだけでは無く、数字自体(HardNumber)が見られなくなることがある。具体的には「ゼロ」になってしまうのだ
- 最悪なことに、この機能をオフにすることはできない
- 公式ヘルプでは50万PV以上のサイトにしか当てはまらないと書いてあるが、それより遙かに少ない場合でも、このモードに入ってしまっている
続いて実例です。実際のAnalyticsの画像も載っていますが、ぽっかり5月があいてしまっています。
※私自身もこんな感じです(^_^;)
Google Analytics Advanced Segments Broken | Search Engine People
- アドバンストセグメントで「広告以外」を選択したら、突然5月のデータがまるまる見えなくなった
- 日付を変更しても、セグメントを変えても変わらない
こちらの方は、数字自体が4倍になってしまったとのことです。確かに画像を見るとおかしいです。
Google AnalyticsのForumでも、コメントが上がってきていますね…。
Fast-Access Modeについては、公式ヘルプによると
表示しているデータが、サンプリングされた、あるいは統計的に処理された状態であること。
セグメントを追加したり、ディメンションを追加したりして、全体の合計VISITSが50万を越えると サンプリングが行われる。計測範囲のVISITSが問題であって、「今あなたが」見ている計測結果のページの合計PVではない(例えば単ページを見ているなど)
少なくとも今の状態ですと、解析すらできない状態なのでそこは直してもらいたいですね。
後は、そもそもこれはデータが多くて重くなってしまうことを避けるためにGoogleが導入した物ですが、このように解析数値自体に影響が出てしまうとしたら、少なくともON/OFFはさせてもらいたいものです。
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