SEOmozで「Excellent Analytics」というツールが紹介されていました。
新手の解析サービスかと思いきや、GoogleAnalyticsとExcelを連携、というかExcel上でGoogleAnalyticsのデータを簡単に取り込めるようにしたものでしす。おぉ。
個人的にはこれはとてもありがたいです。Excel2007以上でないと動きませんが、これだけでも諸所のデメリットを置いておいてもアップグレードしたいです。
▼SEOmoz | How to Export Google Analytics Data to Excel via the API
http://www.seomoz.org/blog/how-to-export-google-analytics-data-to-excel-via-the-api
インストールすると、Google Analyticsのタブが、Excelの上のリボンのところに出てきます。データはAPI経由です。
実は自宅が2003なのでまだ試していないので日本語が通じるかは分かりません。
ただ、個人的には日本語ってほとんど使わない(多分、ページタイトルの分析のところだけですし)ので、通らなくても別にいいかなと思います。
何が便利か
一般的にどうなのかは分からないのですが、私はGoogleAnalyticsのデータをカスタムレポートなどで見るだけでは調査したいことが調査しきれないことが多いです。
なので、いったんExcelでCSVに落として、そこから加工していろいろ比較したりしています。このやり方でいいと言えばいいのですが、何が大変かというと、CSVファイルが溜まっていくことと、その作業工数です。
「集計範囲を変える」「アドバンストセグメントを変える」などなど、少し変えただけで再度CSV吐き出し→データをきれいに→ソートしてうんちゃら、の繰り返しなので、途中で「あっ、ここも深堀すべきだった!」というときに正直萎えることが多いです。
でも、こうやってExcelから直結していればかなり改善します。もちろん、一番いい形はもっと先にあるのですが、かなり楽になります。
調査のボトルネックの一つにその準備がある
マーケ調査をしていると、特にWEB系では細かい数字をひたすらおっかけることになります。
そして、私のようにアナログにほぼ手動(それでもClickTracks時代よりは楽になったのですが…)でやっている場合は、その数字を作るまでがかなり大変です。お金をかけて開発すればいいのですが、要件等があいまいかつ、必要なアウトプットもころころ変わるので、なかなか難しいのが現状です。したがって手でやってます。
その状況ですと、もちろん時間もかかりますし、途中で「あっ、ここ深堀しておけばよかった!」というときに、また最初から…と思うと正直腰が引けることがあります。
質が下がってしまっていることは否めません。
マネジメントだけではなく、WEB系の調査でも、PDCAの話はよく語られます。ただ、意外と「Check」の工数が軽視されがちな印象があります。でも多分、「Check」ってバックエンドとして一番しっかりしてないといけないんじゃないかと思います。下手したらPlanやActに誤った評価をしてしまいます。
ですが、ここで「ざっと見たけど良くなってるからいいだろう、次行こう次」「予想よりうまくいかなかったけど、数字は嘘をつかないから仕方ないな…精査はともかくいったん元に戻そう」という風になって時間を取らなかったりすると、実は調査項目の計算式の誤りや、以前のデータの消しこみ忘れなどのせいで、おかしかっただけで実は…ということも起こりうります。っていうか起こしたことが何度あったことか。
特に失敗した経験は頭の中に長く残るので、悪かった場合は特に、ほんとに悪かったの?いいところはなかったの?というところまで含めてきちんと深堀した方がいいいと思います。
なので、このExcelはとてもうれしいです。結構前からでていたんですな…
Office2007に抵抗のない方でGoogle Analyticsをデータソースとして使っている方はぜひ使ってみてはどうでしょうか。
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