昔から広告では「マジックワード」と呼ばれる、反応をあげるために鉄板になっている言葉があります。ECサイト運営者2,574人に聞いた、今役に立つマジックワードを1位〜9位までご紹介します。
ちなみに"Mad Men" とは、ニューヨーク、マディソン・アヴェニューにある大手広告代理店を舞台に、そこで働く者たちを描いたドラマから取ったものです。マディソンのMadです。
今回、2574人のオンラインショッパーに対して、購買を促進しやすいであろうキーワードをヒアリングし、それを集計した記事をご紹介します。
1位から9位まで…やはり「無料」の魔力は強い
これが、グラフです。
出展は元記事から
上から順番に
- 無料配送:77%
- 無料返品可能:56%
- 店舗での返品可能:43%
- 店でもらったクーポンをオンラインでも利用可能:41%
- 迅速発送:41%
- 店頭受取サービス:40%
- 厳選された…:27%
- サイトナビゲーションが使いやすい:21%
- 支払い方法オプション:17%
という結果です。
大きく分けると「無料配送」「返品可能」「リアル店舗との連携」に分かれる印象です。
やはりFree!は特別だ
「普通に数値面だけ考えれば、例えば送料無料!と送料が25セント(20円)!は、大した差はないはず。しかし、感覚的には大きな違いがある」(同記事)
これは、同記事によると、Amazonが全世界で売上を伸ばしていた時、フランスだけ伸びなかったことがあったそうです。原因を考えてみると、フランスだけ最安の送料が25セントだった。
そこで他の国と同様に無料にしたら、他の国と同様フランスでも売上が伸びたそうです。
無料とそうでないの間には、どうやら大きな壁があるみたいですね。
多少安くするくらいなら思い切って無料にするほうが、効果が出そうです。
しかしFreeには気をつけるべき点もある
それは、
- 高級ブランドは、安易な値下げやフリー商法によってブランドの価値を下げるおそれがある
- 一度フリー商法を使ってしまうと、値段に目を惹かれるユーザばかり集まり、サービスの質や商品そのものに注意が向かなくなることがある
- 元の値段に戻しづらくなる
です。
意外に多い「店舗受取系」
これは意外でした。特に海外は日本に比べて土地が広いので、店舗まで出向くのが大変じゃないかと思っていたからです。
しかし、意外に店舗受取などのサービスはありがたい様子。
実店舗を持っている方は、うまく在庫を連携させてやってみてはいかがでしょうか。
コンビニ受け取りもいいですね。このようなサイトがサービスとして提供している模様です。
まとめ
改めて最新の情報が見つかったのでシェアですが、やはり「無料」の響きいいそうです。
他にも、色々とあると思いますし、ECショップはコモディティ商品を主に扱っているのなら、
このようなマジックワードは、乱用すると逆効果になります、バランスを見て、リード部分にちょいちょいっと乗せるのがいいのです。
Photo by Renata Rocha
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