コンテンツマーケティングという言葉が徐々に広がりつつあります。
今後のWEBマーケティングのメインストリームになっていくでしょう。
Googleが、「Farmer/PandaUpdate」を日本でも適用すると述べたことも、追い風になっていますね。
ファーマー/パンダアップデートは、
- RSSやスクレイピングによるコンテンツ借用ページ
- ワードサラダ
のような、「質の悪いコンテンツを排除」するアルゴリズムを加えるアップデートです。
従って、今後Google対策をする上では、きちんとしたコンテンツを増やしていかなくてはいけません。
コンテンツマーケティングは、それを乗り越えるための手段です。
目次
Farmer/Pandaアップデート以前から流れはあった
とは言えこの「コンテンツ重視」という流れ自体は、ファーマー/パンダアップデート以前からGoogleの思想としてあったものです。
そのため早期に対策を打ってきているSEO会社もありました。そのあだ花が「WEBライター」の爆発的増加です。
これに関しては、以前iTmediaで
▼「なぜ「在宅WEBライター」という仕事が現れたのか、そのバックグラウンドとは」
在宅ワークとして人気のある「WEBライター(ブログライター)」が受注している案件は、そのほとんどがSEOのバックリンクサイト作成だという話です。興味のある方は是非ご覧下さい。
このように、安い労働力で人海戦術を行ってバックリンクサイトをきれいにしている会社は少なからずあります。
自分でやならければいけない場合は
とは言え、様々な事情で内製でやらなくてはいけないこともあるはずです。
そのような予算が無いという場合もありますよね。
それにそもそも、一般のサイト運営ならわざわざ外注で文章を書いてもらうなんてことはないでしょう。そんなことをやるのはSEO業者だけです。
企業がやるなら
- サイト内で自社の企業ドメイン、マーケティング戦略に沿ったコンテンツを立ち上げる
- それを定期的に更新するようにする
- そのために、寄稿してくれるあるいは専属のライターを手配する
など、自社ブランドを汚さないようにページ数を増やしていき、その中でバイラルで爆発するようなコンテンツを生み出して行く…という方向性がいいかと思います。
その時、ではただひたすらに「良いコンテンツ」を書いてアップしていけばいいかというと、それはおすすめしません。
それに加えていくつか行った方がいいことがあるからです。これとセットで行うことをおすすめします。
今回はそれを、SearchEngineJournalの記事からご紹介します。
▼The Keys to Content Marketing Improving Search Rankings | Search Engine Journal
コンテンツマーケティングで忘れてはいけないポイント
リンクを集めやすいコンテンツとは?
これは、この記事で直接ふれられているわけでは無いのですが、
Once you have developed a great piece of link-worthy content, whether it is a video, infographic, presentation, whitepaper, or simply an awesome blog post, there are a few things you need to take care of before you start promoting.
これを読むと、少なくとも英語圏では
- ビデオ
- インフォグラフィック
- プレゼンテーション(SlideShareを最近よく見ます)
- ホワイトペーパー(○○白書が本来の意味ですが、製品情報、技術資料も含むのが一般的です)
- とても面白いブログ記事
が、リンクしてもらいやすいコンテンツと考えられているようです。
なので、何かバイラル・ソーシャルにウケるコンテンツを作ろうと考えているなら、この中から選ぶのが安全では無いかと思います。
とにかくスニペットを大事に
正確に言うと<title>タグと<meta::description>を大事にということです。
このあたりはiTmediaで書きましたこの記事をごらん下さい。
▼”Meta Description”はどんどん重要になる~集客の目線
要点としては、二つのタグは
- 検索エンジンの結果に出てくる文章(スニペット)
- ソーシャルブックマークサイトでの紹介文(サイトによりますが)
- Facebookでページが紹介されたときの紹介文
に使われる為、重要です。特にFacebookですね。
また、タイトルタグの中にはきちんとSEOキーワードを入れ込む必要があります。
ただ、無理矢理押し込むのでは無く、あくまで読み手目線を第一プライオリティで考えた方がいい結果に結びつくと思います。
コンテンツマーケティングを行った結果サイト全体が強くなり、サイトのトップページでもって競争が激しいところに仕掛けていって勝てるようになる、ということはありますが、
基本的には、コンテンツマーケティングそれ自体は、競合が強いところに飛び込むには向いていません。
検索数の多いキーワード+アルファの範囲で、競合が弱いキーフレーズが狙い所としていいと思います。
浅く広くニッチを拾い上げていくという方向です。
レッドオーシャンに飛び込ませるなら、それ相応の内部・外部被リンクなどの装備は必要です。
記事内の画像は、キーワードを含めたファイル名、ALT、TITLE属性に
これは画像検索対策です。画像検索は意外と馬鹿になりません。
どのように広めていくか
では、それをどうやって広めていくか。記事の中では
- ソーシャルネットワーク(Twitter、Facebook、LinkdIn)
まだフォロアーなど少ない人はまず増やすところから。
※見込みのある人を集めないと意味が無いので「毎日100人フォロアーが増える!」などの商材を使うことは、百害あって一利無しですので、絶対止めた方がいいです) - メーリングリスト
- ブログのコメント
これはもちろんコメントスパムをしろというわけでは無く、バイラルで届く範囲を広げていくために、同じようなテーマのブログを書いている人と、コミュニケーションをとりましょうという事です。
結局ITだってなんだって、人対人なのです。 - ブロガーに対するアウトバウンド
あるいは、自分の作ったコンテンツの価値をひっさげて、ブロガーに個々にアプローチをしていく。
これもしつこくなければいいと思います。
があげられています。どれも有用です。
気をつけるべきはとにかく、早道をしようとしないことです。
終わりに
これから、コンテンツをきちんと作っていかないと、そして定期的に増やしていける体制を作っていかないと、検索エンジンからの集客は頭打ちになってしまう時代になります。
そういう意味では、まずはライティングができる人材を採ること、これがトッププライオリティなのかもしれませんね。
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