eMarketerの記事より、米国自動車関係のマーケティングに関するインタビュー記事です。
これ、ターゲット層に対してどんなコンテンツを用意すべきかということについて、参考になると思います。
元記事はこちら。
▼Google Identifies What Drives Auto Shoppers’ Behavior
http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1008472
早速ご紹介していきたいと思います(^_^)
ポイントピックアップ
気になった部分だけピックアップしていきます。全てをご覧になりたい方は是非原文をご覧ください。
- 自動車の購買プロセスは平均して三ヶ月程度
- ホームページと実店舗の両方とも必要かつ重要
- 1番の顧客リサーチ手段は「試乗」
- 2010年は、ディーラーに来たうちの31%がディーラーのホームページを見ていて、これは2009年の50%増し
- ディーラーのサイトで最も人気があるのは「動画」
- 検索者はが車のブランド名をいれて検索している時は、ローカルのディーラのページを探している事が多い。
- Nielsenの調査によると、オンラインでホームページを見るような人の半分以上がYouTubeで動画を見ている
- 人々を惹きつけるような動画をオリジナルで作成することで、ソーシャルメディアからの集客を狙っている
望まれる形で望まれるコンテンツを
単純に見ても、車が欲しい人や、その予備軍である車好きの人は、やはり「動く車」に魅力を感じるようです。
かくいう私自身も車好きな一人なのですが、やはり車はあの走っている時の躍動感、様々な位置からの造形が重要です。
そういうターゲットにとっては、動画はとても魅力的なコンテンツですよね。
また、Facebookで簡単に見やすく投稿できるともあり、ソーシャルとの相性も抜群です。Facebookの車やバイクのコミュニティ、その投稿の半分位が動画だったりすることもあります。
ここで何が大切かというと、「動画が良い」ということではなく、
ターゲット層が喜ぶ形でのコンテンツ提供をしなければいけない
ということです。
極端な話、時間がない朝のサラリーマン向けのフロントエンド商品として、無料の重い動画を持ってくるのは良くないですよね。という。
YouTubeで中古車紹介を行っている所はすでにある
また、数年前からか、車の紹介をしている動画をYouTubeで行っているところがあります。
YouTubeは言ってみればトップシェアを誇る、「動画の検索エンジン」です。これは重要なチャネルです。
興味のある車なら、検索して見てしまいますし、ディーラーにいく時間がない人にとっては、興味喚起や動機付けとなるでしょう。
YouTubeで「中古車 販売」で検索するとたくさん出て来ます。例えば
今は携帯でも質のよい動画を取れますので、マイクさえ買えば結構簡単にできるのではと思います。
このように、実際に営業マンが出て来てくれることで、「なんか無愛想な人が来たら嫌だな」「そこまで買う気がまだ無いのに行くのは気まずいかな…」などの不安も払拭できて一石二鳥です。
今までは中古車業界は、海外向けに中古車を売る場合を除いてGooCarなどのポータルに依存しているのが現実でしたが、これからは変わっていく可能性があります。
動画プロモーション専門の格安中古車ポータルなんてどうでしょうか?
Flashでできたパラパラ動画では無く、人が出てきて説明してくれる、ヒトケのある動画、または客観的インプレッション。このあたりを書いては求めているのでは無いかと。
おわりに
多少それた内容となりました。
まとめますと、ただターゲットが欲しがる「情報」だけを提供するという考え方ではなく、
それを伝えるためのコミュニケーションデザインも考えると、反応はもっと上がるのです、ということです。
是非色々とPVの多いサイトを見てみて下さい。何か商売のヒントが隠れているかもしれません。
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