キーワード広告やその他バナー広告などを打つ際に重要な物の1つに、クリックした人が最初に見る「ランディングページ」があります。
ランディングページは「LandingPageOptimization(LPO)」という用語があるほど、重要な物です。
ランディングページは通常のホームページとは異なる作り方にすることが多いですね。
なぜなら、通常のホームページのトップページやサブページとは目的が大きく違うためです。
激戦区である「キャッシング」や「生命保険」「自動車保険」などなどのリスティング広告上位サイトを見てみてください。どこも要素を思いっきり絞っていると思います。
ランディングページは「その場で即座にアクションを起こしてもらうことが目的」であることが多いからです。
一般のホームページは足がもっと長いですよね。テレビショッピングと一般の路面店の差に似ています。
目次
まずは押さえておきたいポイント
ランディングページは、ダイレクトマーケティングで言えばFAXDMが近いと思います。
読んでもらいアクションを起こしてもらうためのセールスのノウハウがぎゅうぎゅうに詰め込まれています。
ですので、簡単に「こうすればOK」というものではありません。
とは言え最低限押さえておくべきポイントという物はあります。
(この点に関しては、以前に書いたこちらの記事も是非ご覧下さい。
→ 「Landing Page(LPO)の最大のコツは欲張りをしないこと:ITmedia オルタナティブ・ブログ」)
気をつけるべき10項目
その点について、こちらの記事がとても参考になると思いましたので、ご紹介いたします。
▼Infographic of the Day: Anatomy of a Landing Page | Designerscouch
10項目に分けてLP作成のチェックポイントを打ち出されています。
それぞれについて、私なりですがコメントを入れながらご紹介します。
1.ページの見出しとキャッチコピー
一言で言うと、
『ランディングページの見出しと、集客した広告(リスティング広告など)のつじつまがあっていること』
です。
これがずれていると、アクセスしてきた人は
「何か思っていたのと違うページに来てしまった、めんどくさいな、いいや」
「クリックするところ間違えたかな?一端戻ろう」
という心理が働き、直帰率が悪化することが多いです。
必ず、クリックする人の気持ちと期待と求める情報を考えて、まずはそれが手に入るということを一瞬で腹に落とせるような文章を書いていく必要があります。
その際、多少間をすっ飛ばしてもいいと思います。
2.明朗簡潔な見出し
特にリスティング広告のように、敵がたくさんいてすぐに他のサイトに行けるような環境では、ちょっとしたアクセス者への負担がEXITを招きます。
一瞬で理解できるようなキャッチが必要です。
そのためには前提としてターゲティングがしっかりできていないといけません。
万人に等しく突き刺さるコピーなど、無いと言ってもいいと思います。
ですので、あくまで狙っているターゲットに対して、彼ら彼女らがすっと分かるようなコピーが必要です。
3.完璧な文法
これはシンプルに、誤字脱字や文章がおかしいところがあればそれだけで信頼度が落ちるよという話です。
4.TRUSTを示すことでアドバンテージを得る
この場合の「TRUST」とは、信頼というか、様々な機関からの承認やオススメの言葉であったり、実際の実績数であったりという、信頼度を上げるためのパーツのことです。
きっちり示すことで、アクセスしてきた人の心理的障壁を減らすことができます。
心理的障壁とは「もしかしたら怪しい業者で、だまされるんじゃないか」といった物です。
また、「これだけみんながやっているんだから、乗っかっても大丈夫だな」という日本人的発想も裏にはあります。
ソーシャルマーケティングとタッグを組むといい部分ですね。
5.6.アクションをひたすら強調する
目的がメルマガ登録なら登録フォーム「だけ」をひたすら強調します。
特定のページへの誘導なら、そのページへのリンクを目立たせます。
どこにいてもすぐに目に入り、どうすればそのアクションを達成できるか分かる必要があります。
大事なのはその目的を「必ず一個に絞る」ことです。
ここで複数の異なるセグメントを狙う場合はキーワードも広告文もランディングページも、全てそのターゲットに対して分けるのがおすすめです。
この記事では「FireFoxのダウンロードページ」を例に挙げています。確かにあれば分かりやすいですね。
7.いらないリンクはどんどん削る
ランディングページは、決めた特定の目的を達成するためだけに存在します。
なので、必要のないリンクは全て外した方がいいですね。
マウストラッキング解析などを見ていると、偶然に目に入ってそのまま押してしまう人も結構いる模様でした。
8.内容に関係ある写真や映像を用いる
タダの文章だけではなく効果的に写真や映像を使いましょう、ということです。
映像は、上手く使えば非常なる効果を上げることがあります。なので、検討すべきですが、目的は「動画を入れること」ではなく「動画を入れることでコンバージョンレートを上げること」なので、そこを忘れずに…
一時は動画は能動的に動くインターネットユーザには不向きと言われていましたが、それを考慮した上での動画は、その後の反応を押し上げると言うことを、経験的に感じます。
また、単純な話ですが「動画を載せているだけ、何か凄そう」というイメージがでるものでもあります。
9.最初に目に入る範囲に大事な物は入れる(Above the fold)
10,つねにA/Bテストなどを行い、試行錯誤を行うこと。
シンプルな話なので割愛します(^-^;
終わりに
このように、ざっくりと10項目をまとめてみました。
まずこれをクリアすることが、顧客獲得コストをまずペイするらいんに持って行く最低要件です。
改めて、少し大きくまとめますと、
ランディングページで大事なのは
- キーワード選定の時点から、きちんとリアリティのある対象ターゲット像を作成しておくこと
- それに沿って、そのターゲットが、検索をする時の前後15分くらいの気持ちをざっくりとでも、想像できるようにしておくこと
- その上で、何が欲しくてサイトに来てくれたか、それに応えるためにはどういう内容にしていけばいいのかの仮説を立てて
- それに基づいてページを作成し、目的を明確に設定
- 上がってきた指標を見て、改善を繰り返していく
という流れです。
参考資料としては、まずは激戦キーワードにて常に上位に出稿しているサイトのランディングページ、これが最強です。
前に書いたこちらの記事も是非ご覧下さい。「Landing Page(LPO)の最大のコツは欲張りをしないこと:ITmedia オルタナティブ・ブログ」)
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